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第4回 ビジネスの勝敗を分ける紙一重の“具体的な極意”とは

July 20, 2018

 

 

 「サッカーW杯、テニスのウィンブルドン、タイの洞窟…そして西日本豪雨」さまざまなことがこの一ヶ月にありました。

 

 

 こうして一連の出来事を感じてみると、スポーツイベントであったり、災害であったり、事件であったりと状況はそれぞれ違いましたが、そこにはいつも…「紙一重」、「間一髪」などといった言葉があったように思います。

 

 

 特にサッカー日本代表のベルギー戦はその象徴のような試合でしたが、ギリギリ極限の状況、体力、気力ともにもう限界…こういった時の、最後の最後で運命を分ける要素は一体どこにあるのでしょう…?

 

 

 それは「冷静さ」です。至極当然の答えですが、これに尽きると新妻は考えています。予断を許さない崖っぷちの状況で、意識的に「冷静さ」をつくり出せる能力が勝敗を、いえ、生死をわける。

 

  

 もちろん、冷静になったからといって必ず上手くいく保証などないこともまた事実ですが、「冷静であること」が極めて重要なファクターであることに異論の余地は無いのではないでしょうか。

 

 

 ただ「冷静さ」と一口にいっても大まかに分けて3つのくくりがあります。

 

 

 ①まず、リーダーが冷静であること

 ②次に、個々人が冷静であること、

 ③最後に、全体としての冷静さが確立されること

 

 

 この「3つの冷静さ」がそろってはじめてチームや組織は結束し、「状況判断にキレ」や「粘り、忍耐強さ」が出せるようになるのですが、逆に言えばこの「3つの冷静さ」を欠いた状態の集団は何をしても空回りしやすく、自ら空中分解を起こしてしまいやすいということです。

 

 

 またここで「冷静さ」を要求されるシチュエーションを改めて考えてみると、「冷静さ」との対に「焦り」という言葉が浮かび上がってきます。「焦りのもたらす弊害」を人は本来、とても良く知っています。そしてその局面が重要であれば重要であるほど、その「重要だ!」と感じている心の度合いに比例して「焦り」は生まれやすいもの。。。

 

 

 タイムリミットの迫る状況で突き上がってくる「焦る気持ち…!」をどこまで「抑制するカウンターのパワーを持っているか」、ここが運命のわかれ道です。

 

 

 ですから冷静さは「抑制力」とも言えるかもしれません。「敢えて行動をこらえる」、「もう一度だけ入念に見直す」、「力を温存して一点集中に全てを懸ける」、どれも焦って気が散っていてはできない芸当です。

 

 

 待った無しのタイムリミット寸前で肚を据えて「好機を待てる力」がいかに有益か、紙一重の僅差をモノにし、危機的状況を乗り越えるだけの解答を導き出すために「冷静さ」は絶対的に必要な条件です。

 

 

 ではここからさらに「冷静さの質」におけるシンプルな段階を見ていきたいと思います。

 

 

 

 冷静レベル1)とりあえずいったん落ち着く段階

 ❷冷静レベル2)焦りに自分たちが「干渉されていること」を自覚できる段階

 →この状況での発想、判断はまだリスキー

 冷静レベル3)焦りを手放し、明るく澄みわたる段階

  →解決力、突破力の高い発想を生み出しやすい段階

 

 

 

 この❶❷❸の順番で「冷静さの質」は考えられます。「❶とりあえずいったん落ち着く段階」は基本的に深呼吸をしたり、コーヒーを飲んだり、といったことでつくり出すことができますが

(もちろん緊急時にコーヒーは不可能ですが…)

 

 

 重要なのは❶の段階はあくまで「いったん落ち着いているだけ」の仮初めの状態であるという理解です。「焦り」のもっとも厄介な点は徐々に雪だるま式にふくらんでくるということ。 

 

 

 そして「焦りの雪だるま」が一定以上の大きさになるとその人や集団は普段は考えもしないようなリスキーな行動を誘発させてしまいやすくなります、「いったん落ち着いただけの冷静さ」では焦りの膨張スピードを遅らせることはできても、カウンターのパワーとして「焦りを小さく少なくさせる」には力不足なのです。 

 

 

 しかしここでもし、❷と❸の「ハイレベルな冷静さ」を知っている、体験したことのある、そしてつくり出し方のわかる人間が一人、ないし複数名いた場合、その状況における集団やチームの可能性は大きく変化します。

 

 

 人間の意識の構造が「理解が深まる↓と、視点が高まる↑」という「上下↕︎のベクトル」によって機能することを前提に考えると、「冷静さ」はその前段階として「まず焦りを打ち消した後に、理解を助ける働き」があることがわかります。静けさが深まるほどに、焦りは消え、理解が深まり、その結果が、視点を高めます。

 

 

 そして視点が高まったその分だけ、ある特定の状況における唯一の方向性や、それまでベールに包まれていた情報を的確に発見、発想、実行できる、という現象が起きます。

 

 

 よって、

 

 ①リーダーの冷静さ

 ②個々人の冷静さ

 ③全体としての冷静さ

 

 と

 

 ❶冷静レベル1とりあえずいったん落ち着く冷静さ

 ❷冷静レベル2焦りに自分たちが「干渉されていること」を自覚できる冷静さ   

 ❸冷静レベル3焦りを手放し、明るく澄みわたる冷静さ       

 

 の掛け算によって、最終的な「真の冷静さ」が決定されます。

 

 

 もし一人、二人が焦りや恐怖に飲み込まれ、混乱してしまっいても、「ハイレベルな冷静さ」が組織としての「共通認識レベル」にまで確実に養われていれば全体のバランスは維持されますし、さらにもし多くの人間が「❸冷静レベル3の明るく澄みわたる冷静さ」に入ることができていれば、その組織内で作り出されたエネルギーは目的遂行への確実性の高い具体的な推進力となります。

 

 

 「紙一重、、あともう一工夫!、このポイントだ!」

 

 

 こんな、ここ一番の大勝負をするとき、貴社は最後の最後の瞬間まで、紙一重の実力を発揮できるよう想定し万全の内部体制を整えていますか?

 

 

 

 

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