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第9回 世界ナンバーワンに見るデータと感性の融合域とは?

September 10, 2018

 

 ざっくりポイント

✔︎テニスのジョコビッチ選手がアナリストをチームに招いた。

✔︎「偏り」を新しい情報を加えることでバランスさせることができる。

✔︎データは発想・感性と合わせてはじめて活かすことができる。

 

 

 

 結果を出すための情報とは何でしょうか?テニスの全米オープン準決勝のジョコビッチ対錦織の試合でジョコビッチ選手がアナリスト(データ分析のスペシャリスト)をチームに雇い入れているということが紹介されていました。

 

 

 ジョコビッチ選手に関してはこれまで相当面白い人物であることがわかっていましたが、これを知りますます面白くなってきました。

 

 

 5年ほど前のことです。今でこそ有名なジョコビッチ選手ですが当時はまだ日本では知名度があまり高くありませんでした。  ちょうどその頃、私は関心を寄せていたある瞑想やヒーリングの体系を学びに地中海のキプロス島を訪れていたのですが、そこで親しい知人の紹介を通じてある人物に会うことができました。

 

 

 その人物とは2011年、ジョコビッチ選手が初めて年間テニスワールドランキング1位になった年にフィジカルドクターを務めていたDr.イゴアー夫妻の妻、フランシスカさん(アメリカ人)です。

 

  

 実はこのDr.イゴアー夫妻はジョコビッチ選手にグルテンの摂取を控えるよう助言をした人物で、まだ日本でジョコビッチ選手のグルテンフリーの本が出版される2年ほど前のことでしたが、すでにテニス界ではジョコビッチ選手のこの取り組みは有名になりつつありました。

  

 

 Dr.イゴアーの提供している医療はエナジェティク・メディスン (エネルギー医学)というもので、西洋医学と東洋医学の知見の両方を統合したホリスティック医学という新しいモデルです。フランシスカさんとはこのホリスティグ医学やヨガ、神秘主義的なことを色々と話しましたが、中でも彼女が実際にエジプトのピラミッドの中に入って瞑想をした時のエピソードをざっくばらんに語ってくれたことが印象に残っています。

 

 

 斯くして、私はジョコビッチ選手がいかにオリエンタル思想の影響を受け取っているかがわかりました。

 

 

 ところで、プロテニスの世界は一見サッカーチームなどと違い、単独で世界ツアーを転戦しているような印象を持たれている方が多くいますが、上記のように実際のところはトップ選手は皆、専属のコーチ、フィジカル・メンタルトレーナー、栄養士等で特別チームを組みツアーを回っています。

  

 

 そして今回、私が改めて注目したポイントはこのジョコビッチ選手が新たにデータ分析のスペシャリストをチームに招聘していたからです。「ものごとを完璧なレベルにもっていく」という観点からいえば、これは最高のチョイスと言わざるおえません。

 

 

 言い換えるなら「偏りの少なさ」が特出しています。人はその存在形態からして、いわゆる「偏り」が必然的に起きてしまいます。男性に生まれれば、女性が欠けているわけですし、女性に生まれれば男性が側面として欠けているのが人間存在としての「自然なアンバランス」です。

 

 

 同様に、肉体派は行動優先で内部の感情の動きをないがしろにしがちであったり、逆に自他の感情に敏感な人は周囲の複雑にからみあう「気持ちの空気感」に縛られて自らの本音の行動を抑制しがちであったりします。

 

  

 「偏りをゼロにする事」は人間である以上できませんが「偏りの度合い」を意識して修正していくことはできます。そして結果的に「偏りの大小」がその人や企業の活動ステージの水準を作っているということです。これはビジネスでも、恋愛でも、全てに汎用性のある本質的なポイントです。ただこれは決して学校の勉強的な「いわゆる満遍なく」ということはなく、自分が進みたい方向性に対して、「推進力を与えてくれる素材がどこにあるのか?」それを全感覚を開いていつもサーチすることができているか?ということです。

 

 

 ジョコビッチ選手のアナリストのクレイグ氏はインタビュアーに「ジョコビッチはどんなタイプの情報を欲しがっているのか?」と問われた際に「全てです。」と答えています。

 

 

 これが世界ナンバーワン、開いた意識の人物が発する必然の言葉です。ジョコビッチ選手のこの言葉はもちろん「分析されたデータ全てが欲しい」という意味です。がしかし、この「全てです。」の返答の背後には東洋の哲学も、最新の分析技術も全てが溶け込んだ「ノバク・ジョコビッチのテニス」が一つのユニットとして、機能的に統合されていることが感じとれます。貪欲で食わず嫌いがないのです。

 

 

 

 整理すると、データ分析や統計学というのは非常に役に立ちます。数字は目に見える証拠として説得力や安心感を与えてくれます。

 

 

 一方で、そのデータ分析の「偏り」とはそれが「観測者が重要だと認識されたものしか、観測・解析されていない」ということです。よくテレビドラマなどでデータAと別のデータZを合わせてみると、真犯人が導き出される、といようなシーンがありますが、それです。

 

  

 データAとデータZとの関連性に気が付けるか?というのはデータそのものの仕事ではなく、人間が発想することによってのみ、立ち上がってきます。すると「重要なのはデータAでもデータZでもなく、 データSの計測だ!」ということで新たにデータSを計測するためのシステムが開発され、これまでよりも更に、ものごとに対しての確実性が上がります。

 

 

 発想がデータの取り方を考案し→その考案され取得したデータを活かして成果を出し→その成果が更に次の発想の力を生む、このサイクルです。

 

 

 発想は人間だけがするものであり、「数字を解釈する力」だけは数字に頼ることはできません。数字を扱う「あるじ」として人間自身の力が、数字以上の存在であること忘れなければ、データに遊ばれることなく、データの力をより有効に引き出すことができます。

 

 

 人間の重心軸が思考にあるか?感性にあるか?ということではなく「中心軸の取れたレベルの高い人間」は、あらゆるものごとをお互いに活かし合えているからこそ、その水準に至っているということです。

   

 

 現代はこの意味で非常に面白い時代になってきました。さまざまな形で活かし合える、高め合える情報で溢れています。しかしそれはある低い視点から見ると全く関連性のないように見えます。でもそれはそう見えるだけで「その情報に出会った我々自身」がどれだけアンテナを開いており、その情報をどう解釈し、相互作用できるかに全てがかかっています。

  

 

 貴社は今後、自社でどのようなデータを取得、解析し活用を進めていくのでしょうか?サイレントキングダムは貴社の数字とそれ以上領域の両方を応援しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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